明日は、終業式。1学期も終わりです。
そんな中、6月に英検を受験したお子様のママがメッセージをくれました♪
とっても素敵な文章だったので、今回は、それをご紹介しちゃいます★
英検のみならず、お母様方の温かいエピソードをお待ちしておりまーす!
竹下まで送ってくださいね。
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娘は昨年、年中より社会デビューしました。
家庭保育から社会に出たと思ったら、急に英語の環境。
「私だけ英語がわからないの。」
そう、毎日のようにつぶやいていました。
レギュラークラスから聞こえる楽しそうな声を聞いては、
「ママ、なるかはなんでこっちの幼稚園には行けなかったの?」
なんて羨ましそうに見つめていたのに。
あれから1年が過ぎ、娘が、先日、英検5級を受けました。
「英検を受けたい人?」という先生の質問に、英検の意味もわかっておらず、
いつものような簡単なテストだと思っていた娘は、元気に手を挙げてしまいました。
そして何より、大好きなお友達のさくらちゃんが受けると言ったので、
「私もっ!」と、本当に軽い気持ちで英検受験が決定してしまったのです。
「ママ〜!なるか、英検受けるの〜♪」
え!?娘の報告に豆鉄砲を食らった鳩のような私に、
「この子が英検に挑戦したいと言っているから、やりたい気持ちを大切にします!」と言う先生。
英検に向けての勉強を始めても、先生からは、
「順調だよ!なるかは大丈夫!問題ないよ!ママ、なるかを信じて!」と。
けれど、私は「いやいや、そんな訳ない、家では全然できていない」と、信じるどころか、不安は募るばかり。
そして、受験まで1週間 ――――――――――――
家で受験サポートしていたものの、下の子まで熱を出し、焦り始めた私とは対照的に、
やる気もあまり感じさせないとってものんきに振る舞う娘に、私はとうとう、
「そんなんじゃ英検合格できないよ!」
「みんな一生懸命頑張っているんだよ!」
「なるかだけ落ちちゃったら、悲しいでしょ!」
と、矢継ぎ早に口走ってしまいました。
しかしながら、効果なし。怒ったところで、娘が試験というものを想像できた訳でもなく、
お勉強のスイッチが入った訳でもありませんでした。
そして、とうとう受験当日。
会場でもいつものようにお友達と楽しそうにしている娘を見ながら、
私一人、落ち着かず、緊張していました。
受験票の記入を終え、ふと、席に着いている娘の顔を見ると、
一切の笑顔が消え、目尻が赤くなっていて、涙がほろり、必死にこらえるけど、また、涙がほろり。
「エーーーーーーーー!!!なるか!大丈夫???」
と、私が心の中でパニックになってしまったけれど、必死に冷静なふりをして
「なるか、、、大丈夫だよ。なるか、頑張ったから、大丈夫だよ。
わからなかったら、それでいいの。わかるとこだけ、頑張って解いたらいいんだよ!」
そんな私たちを見て、先生がすぐに駆け寄ってきて、なるかに英語でペラペラ~、なるかもしきりに頷いている。
(なんて言っているかほとんどわからないけど、なんとなく、今日はHappyな日なんだという感じに聞こえる)
持たせていたお守りをぎゅっと握りながら、先生の顔を見ている。
先生は娘の肩をポンポンっと叩いて、私に、「ママ、大丈夫!なるかはやれるよ!」
そして、試験が始まりました。
試験が終わったあと、あまりにホッとしてよく頑張った!って、
ちゃんと褒めてあげられたかどうかさえ記憶にないほど、子供に負けず劣らず緊張していました。
振り返れば、子供は恐れていないのに、失敗ということを親が教えてしまい、
不安を教えてしまって、いつの間にか子供の枠を小さくしてしまって、
それなのに合格することしか見えなくなっていた情けない親でした。
しかし、挑戦することは、失敗も含め、楽しいことだと教えることが大切と、
娘の涙と先生に教わりました。
一緒の舞台に立ちながら、娘の不安定な足場を立ちやすいようにしてあげる、
そして、ここが苦痛の場ではなく、挑戦という楽しい場所なんだよ!と、教えてあげるべきでした。
落ちたら、諦めない事の大切さと、頑張る事の素晴らしさを教えてあげよう!
合格したら、驚くぐらい一緒に喜んであげよう!そして、褒めてあげよう!
なるか!次は何をしようか?
ママはもう、なるかが挑戦すると決めた事に不安になったり、
右往左往したり、大丈夫?なんて言葉はかけない!
なるかの悪いところを数えるのではなく、なるかのいいところを大きな声で讃える!
一緒に楽しもう!
今しかない、その無鉄砲さ、大事にするよ!とことん付き合うからね!